人によく思われたい症候群
こんな事を覚えている。
保育園の運動会、リレーで走っているとき大勢のお父さんお母さんが応援する席の前を通ったとき、大声で「わーー!」と奇声を発しながら走り過ぎた事。
そしてそんな私を見て笑っている大人たち。
世の中には何種類かのタイプに人は別れ、こんな時でも
①運動会そのものに夢中で周りを見てない人
②周りの目が気になって注意がそっちに向いてしまう人
③そもそも嫌だったり無関心で時間をただ過ごしている人
私は②のタイプだった。
そしてそれは今も変わらない。
行動の根底には「人によく見られたい」というヘンテコなプライドがある。
このプライドが人付き合いを難しくしている不具合もあれば、自分自身を常にアップデートしていく原動力にもなっている。
「人は人、自分は自分」
うん、それはよくわかっているし時々自分にも言い聞かせている。
でも、「自分さえ良ければ良い」とか「他人からどんなに嫌われようが陰口叩かれようが気にしない」とはならない。
極論すぎるが、他人には誰でもよく思われたいし、他人に迷惑をかけてまで自分を貫き通すことは出来ない。
走りながら「わーー」と大声出していた自分。
きっとみんなから見てもらえて「頑張れー」って声をかけてもらえるのか嬉しすぎて声に出てしまったのだろう。